Raspberry Pi4でKubernetes環境を作ろうといろいろと試していると、最初のセットアップを何度も同じことを繰り返すことになります。なので、何度も繰り返すところをAnsibleを使って自動化できないかと。
2023年のGWの勉強課題にしようかと思います。
今回の記事はAnsibleのインストールと最初の動作確認までを書きます。
では、記事です。
筆者の動作確認環境
この記事で使用している動作確認環境は下記のとおりです。
Ansibleをインストールする側です。
コントロールノード (Control Node)
・H/W :Raspberry Pi 4 Model B 8GB
・OS :ubuntu-22.04.1
・作業ユーザ:ubuntu
・H/W :Raspberry Pi 4 Model B 8GB
・OS :ubuntu-22.04.1
・作業ユーザ:ubuntu
Ansibleから操作される側です。2台用意してます。
管理ノード(Managed Node)
・H/W :Raspberry Pi 4 Model B 8GB
・OS :ubuntu-22.04.1
・作業ユーザ:ubuntu
・H/W :Raspberry Pi 4 Model B 8GB
・OS :ubuntu-22.04.1
・作業ユーザ:ubuntu
Ansibleインストール
Ansibleのインストールは公式サイトにある手順を参考にすれば簡単です。
Raspberry PiでOSのセットアップ後に下記のコマンドの実行でコントロールノードへのAnsibleのインストールは完了です。
$ sudo apt update $ sudo apt install software-properties-common $ sudo apt-add-repository --yes --update ppa:ansible/ansible $ sudo apt install ansible
管理ノードへの接続準備
コントロールノードから管理ノードへの接続のために「インベントリファイル」を作成し、動作確認を実施する。作業はubuntuユーザで実施。
$ cd ~/
$ vi inventory.txt
[controlplane]
kubernetes-controlplane-1 ansible_host=192.168.100.101 ansible_connection=ssh
kubernetes-controlplane-2 ansible_host=192.168.100.102 ansible_connection=ssh
[controlplane:vars]
ansible_user=buntu
ansible_ssh_private_key_file="~./ssh/id_ed25519"
インベントリファイルが用意できたら動作確認を。
$ cd ~/
$ ansible controlplane -m ping -i inventory.txt
下のようにSUCCESSとなればOK
kubernetes-controlplane-1 | SUCCESS => {
"ansible_facts": {
"discovered_interpreter_python": "/usr/bin/python3"
},
"changed": false,
"ping": "pong"
}
kubernetes-controlplane-2 | SUCCESS => {
"ansible_facts": {
"discovered_interpreter_python": "/usr/bin/python3"
},
"changed": false,
"ping": "pong"
}
まとめ
Ansibleのファーストステップとしてはこの辺りで。
次の記事でPlaybookを使ってDockerのインストール、その次にKubernetesのインストールまでを何とか記事にしたいなと。
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